シャチを20歳まで育てるのは大変?鴨川シーワールドに聞いてみた
シャチのパフォーマンスが人気の、千葉県鴨川市の水族館「鴨川シーワールド」。水族館でのシャチ繁殖は非常に難しいと言われる中、今年1月11日、同館で生まれ育ち出産も経験したメスのシャチ「ラビ―」が、20歳を迎えた。

シャチを“成人”まで育てるのはどれくらい大変なのか?同館に聞いてみた。

――ラビーは鴨川シーワールド生まれですが、シャチが水族館で生まれて20歳まで成長するケースはどれくらい珍しいのでしょうか?

水族館生まれのシャチが20歳を超えるケースは、世界では数例あります。日本の飼育下では、当館のラビーのみです。

――シャチの平均寿命は何歳なのでしょうか?

自然界を含めると平均50年前後ですが、中には80年近く生きた個体もいるようです。

――ラビーを飼育する上で、苦労されたエピソードを教えてください

ラビーは生まれてすぐに自力で泳ぐことが出来なかったり、授乳までに時間がかかったりと、心配な点が多かったです。また、水族館でシャチの赤ちゃんが誕生したのは日本で初めてのことで、飼育実績もなく、手探りでの飼育に戸惑いながら毎日を過ごしました。                                                      

――ラビ―は2008年にはオスのシャチ「アース」を、2012年にはメスのシャチ「ルーナ」を出産。シャチの出産の難しさを教えてください

生まれてきたシャチが無事に成長するためには、 「自力で泳ぎ水面にあがり呼吸をすること」「母親が赤ちゃんシャチのサポートをすること」「水中で授乳ができること」の3つの要素が必要となります。体の大きな水生生物のため、条件が満たされない場合でも容易に手助けができないことが、シャチの出産の難しさです。

――ラビーの子は、今どうしているのですか?

第一子のオスのシャチ「アース」は、名古屋港水族館で暮らしています。第二子のメスのシャチ「ルーナ」は、現在鴨川シーワールドで飼育しており、ラビーと一緒にパフォーマンスに参加しています。

――今年1月7日に行われた鴨川市の成人式で、亀田市長より、20年にわたり多くの来園者に感動を与え続けたことを称え、式典終了後に成人証書が授与されました

亀田市長から成人証明書をいただき、振袖の新成人と一緒に写真を撮ることができたので、ラビーにとっても記念的な日になりました(成人式の動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=-9UxF6RNSYw)。

――ラビーが成人した時の喜びのコメントをいただきたいです

2児の母であるラビーを20年間飼育できたということは、とても感慨深いことでした。

――ラビーのパフォーマンスの得意技は何ですか?

トレーナーと一緒におこなう水中種目が得意です。一緒に泳いでいると力強さを感じさせてくれます。

――園内の他のシャチと比べ、ラビーはどんな特徴がありますか?

三姉妹の長女であり、2児の母親でもあるので、とてもしっかりものです。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします

シャチの水中パフォーマンスは世界的にも珍しく、日本でご覧いただけるのは鴨川シーワールドだけです。パフォーマンスでは、シャチの頭の良さ、力強さなど、たくさんの魅力をご覧いただけると思います。是非、鴨川シーワールドに遊びにきてください。ラビーを含めた4頭のシャチたちの応援を、これからもよろしくお願いいたします。

この夏は、20歳になったラビ―や、元気いっぱいの海の生き物に会いに、鴨川シーワールドに行ってみよう!
シャチを20歳まで育てるのは大変?鴨川シーワールドに聞いてみた
Source: ニュースウォーカー
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